エメラルドメロンとは
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厳しい気象条件や環境でも安定したメロンが出来るように、この中で紹介する以外にも、自動天窓や炭酸ガス発生装置などの環境制御機器を始め、その他にも様々な設備を取り入れています。
- 主な害虫は紫外線がなくては活動できません。そこで、紫外線カットフィルムを内張にしています。カーテンになっているため気象条件や害虫の量によって開閉できるようにしています。
- 光合成の促進と温室内の温度湿度を均一にするため循環扇をたくさん設置しています。また、奥に見えている大きな換気扇は夏場、温室内の温度が高くなる時や湿度を下げたい時に使用しています。
- 温室内の環境が良いため害虫が侵入してきます。それを防ぐために、細かい網目の防虫ネット張っています。こうすることによって害虫の侵入を防ぎます。張っていない時と比べて、薬剤の使用回数を減らす事ができました。
- これも使う薬剤を少なくする工夫の一つです。害虫が青色を好む性質を利用し、粘着剤を塗った青色のプラスチック板を温室内に吊って捕殺します。人の出入りと共に侵入してくる害虫の早期発見にも役立ちます。害虫の防除も「早期発見、早期防除」です。
- 炭酸ガス発生装置を使用することにより温室内のCO2濃度を上げメロンの光合成を増加させることが出来ます。
- 環境制御機器を導入することにより温室内のコントロールやデーターの検証が出来るようになり安定したメロン作りが可能になりました。
苗を作ります
苗専用の温室内です。網の上に置いて、小さい時から病気にならないようにしています。
- 種を1粒1粒ていねいに、専用の播き箱にすじ播きします。
- 双葉が開いた頃に鉢へ移植します。
- 根を傷めないように優しく鉢に移し替えます。
- 本葉が1枚出てきました。
- 葉が混み合ってきたら、十分に光が当たるように苗を広げます。
- 本葉が2枚半、そろそろ定植です。
植えました
植えてから5日ぐらいは、赤ちゃんをはぐくむように育てます。
- 10日経つと…
しおれているのが分かりますか?かわいそうに思えますが、時には厳しいしつけも大切です。
花をつけます
ミツバチに花粉をつけてもらいます。農薬を少なくして元気に飛び回ってもらいます。
- 実を選びます
2個の実から形・色・首の長さなどを見て、良い実を残します。ここでメロンの一生が決まるので慎重に選びます。
網目が出ています
きれいな網目が出るように、昼夜を問わず細心の注意を払い管理します。
- メロンに網目が入り始めています。これからが温度管理・水管理ともに一番大切な時期です。
- 縦や横に数日で網目がたくさん入りました。
- 均等に網目が入りました。収穫までもうすぐです。
美味しさ閉じ込めています
収穫が近づくにつれて葉の色を薄くしていきます。水の量・タイミングなどを考えて、農家は持てる技術のすべてを注ぎ、メロンを仕上げます。
END
- 早朝から収穫し、生産者個人の作業場で一玉一玉大事に選別しています。
- 大きさ、ネット(網目模様)、形、色、重さなどで分けています。
- 選んだ玉を大事に箱に詰めていきます。
- 出荷場に持ち込み、3玉を抜き取り、農協職員、生産者が糖度や熟度、発酵果、過熟果など厳選な検査をしています。また収穫時だけではなく、皆さんが食べられる頃まで追熟させて、実際の食味も確認しています
- 内容検査がすんだら外観などの検査です。農協の職員と当番の生産者は、不良品が出荷されないよう、全部のメロンをチェックしていきます。個人の選別が悪ければ等級を替えます。
- 何段階もの検査を通過できたメロンだけが、エメラルドメロンとして、店頭に並びます。