リコピン

実はトマトより多い

トマトに多く含まれるリコピンは、美肌を損なう活性酸素を除去する力が強いことで知られていますが、なんとスイカにはトマトより多くのリコピンが含まれています。また、リコピンには、体脂肪燃焼効果があることも京都大学の研究によって明らかになりました。

シトルリン

手足のむくみを改善するスイカ特有の成分

多くの女性が身体のむくみに悩んでいます。スイカに多く含まれるシトルリンには、血流を改善する効果があるので、スイカを食べると手足のむくみの改善が期待できます。シトルリンは、他の果実にはほとんど含まれない成分です。

β-カロテン

アンチエイジング

アンチエイジング（抗加齢）食材である「緑黄色野菜」の条件は、100gにβ-カロテンを600μg以上含有する事ですが、スイカに含まれるβ-カロテンの量は、100gあたり830μgです。β-カロテンは、体内でビタミンAに変換され、新陳代謝を促し、肌の老化を予防します。

ビタミンC

朝のスイカ200gからはじめよう

スイカには、β-カロテンから返還されるビタミンAのほかに、コラーゲン線維合成に関与して皮膚の弾力性をアップさせるビタミンCが含まれています。美しさのもとになる栄養たっぷりのスイカ。一日のはじまる朝に200gを目安にはじめてみてはいかがでしょうか。

スイカでヘルスケア

スイカには、他にも多くのビタミン類、カリウム・鉄などのミネラル類、グルタミン酸やアルギニンなど、健康に良いとされる成分がバランスよく含まれています。

「果物を摂取すると果糖を取り過ぎて糖尿病に悪い」「果物は肥満・中性脂肪増加の原因」などは誤りであることが分かり、生活習慣病予防研究の観点から、スイカをはじめとする果物は、人の健康の維持・増進に必須の食材であると位置づけられています。