海辺に位置する「高知県香南市夜須町」は、太陽の光がまさに360度、ダイヤモンドをちりばめたような海からの反射を含めて1年中、溢れるほどふり注いでいます。
私たちが作るスイカは、その太陽の光だけではなく、夜は月の光も全身に浴びさせるために、特別仕立てのゆりかごにいれた『空中立体栽培』と洗練された高い技術で、果実の美味しさがゆっくりと満ちてくるまで、大切にたいせつに育てています。
スイカ栽培では全国的にも珍しい立体栽培『空中立体栽培』によって、果実は全て空中に吊るして栽培されます。スイカの葉や実に太陽の光を1日中まんべんなくあてることが可能となるため、光合成の促進を行うと同時に、ムラの少ない高糖度かつ高品質なスイカ栽培を実現しています。
また、空間を利用することにより、坪本数を確保できるといったメリットもあり、スイカ栽培におけるこの技術は、諸説ありますが、昭和42年頃に手結山地区で発案されたとされています。
果実は全て1本の株に1つだけしかならしません。空中立体栽培によって得られた養分を1つの果実に凝縮し、1つ1つ大切に育てることにより、うまみの凝縮されたスイカができあがります。 また、中玉ルナピエナに残すスイカのツルは、1本1果の証でもあります。
土づくりは堆肥を基軸に行い、有機質中心の専用肥料を使用しています。また、スイカ栽培において重要な水分コントロールには、西瓜部会員全員が灌水ドリップチューブを使用し、水分調節の徹底管理を行っています。
近年では、環境制御技術を駆使し、CO2施用による光合成促進・統合環境制御システムによるハウス内環境のモニタリング・コントロールを行うことにより、より精度の高い栽培管理を実現できるようになりました。
このような栽培実践を通し、スイカに最適な栽培手法の研究に日々余念なく取り組み、品質の高位平準化を図っています。
全国(一部地域を除く)の百貨店・量販店・果実専門店でお買い求めいただけます。
また、高知県夜須町の農産物直販所「やすらぎ市」・JAグループ高知が運営する産直サイト「とさごろ」でもご購入いただけます。